A.ハウス
2014年5月9日(金)、宮崎日日新聞に「アサギマダラひらひら」という見出しで日南市宮浦の鬼束達朗さんが紹介されました。
「旧鵜戸小前に所有する畑には、植栽されているスイゼンジナの蜜を求め、数十匹が集まっている」
そこで、翌週の5月15日(木)、「旧鵜戸小」を目指して訪ねました。それ以来、幾度となく訪れる度に懇切丁寧に教えて頂きました。いずれフォトブックとして写真短歌集を完成させることを約束し、ネット公開の了承も頂きました。そして、2年後の2016年2月に完成し、お渡しすることができました。
B.北上中に立ち寄ったアサギマダラ
アサギマダラは、定期的に海を渡ることが証明されている唯一のチョウと言われています。生態に興味のある方は、栗田昌裕著『謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか?』(PHP研究所)を参照されるとよいでしょう。
鬼束さんは、写真Aのハウスの右の外にスイゼンジナを植栽することで、春に北上、秋に南下するアサギマダラを立ち寄らせようとされた訳です。
その願いが叶って、立ち寄ってくれるようになりました。
C.ハウス内のアサギマダラ
ハウスの中に招き入れたアサギマダラです。
撮影しながら観察していると、地面が濡れているので、「吸水しているのだろうか」と思いました。
その後に入手した栗田昌裕著『謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか?』(P.174)には、「何らかのミネラルを補給している可能性がある」と書いてありました。
D.王者の風格
ハウス内でマーガレットの蜜を吸っているアサギマダラ
E.アサギマダラの卵
ツルモウリンカに産み付けられたアサギマダラの卵。
F.アサギマダラの幼虫
食草の鬼女ランに這うアサギマダラ幼虫。幼虫が小さい時は、まだ「かわいい」と言えるかも知れません。
しかし、大きくなった写真Gの姿を初めて見た時は、ビックリしました。
G.アサギマダラの幼虫
食草のツルモウリンカを貪欲にむさぼるアサギマダラ。(Gの撮影日はFの撮影日より3週間前なのにGの方が大きいのは別の個体だから)
H.アサギマダラの蛹
「12月には金色の蛹を見ることができる」。鬼束さんにそう言われ、楽しみに待った甲斐がありました。少し緑がかっているようです。
ただし、アサギマダラの蛹の羽化は、まだ見ることができていません。ツマベニチョウの羽化は次ページで紹介しています。
I.アサギマダラの食草
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