2010年の夏、セミを撮っている時、クマゼミが私の左手に止まりました。そこで、カメラを右手だけで撮ろうとして腕を動かした瞬間、セミが逃げてしまいました。
この頃に持っていたカメラはコンパクト・デジタル・カメラ(コンデジ)であり、レンズ交換式の重いカメラではなかったので、片手だけで撮ることも可能ではありました。
翌2011年の8月7日、指に止まったセミを初めて撮ることができました。しかし、狙っていたクマゼミでなく(アブラゼミでした)、しかも正面を向かないまま飛び立ってしまいました。
それから2週間後、クマゼミが止まってくれました。しかし、今度も正面を向かないまま飛び立ってしまいました。
さらに1週間後、指に止まったクマゼミの横顔を撮ることができました。どのようにして撮ることができたのか、それは近日中にアマゾンより発売予定の『写真短歌エッセイ あじさい通信』のP.81に書いています。